二重に見える・見えにくい

こんなこと、ありませんか?

  • 片目が急にカーテンがかかったように見えにくくなった
  • 視野の右半分または左半分が見えにくい
  • 片目を隠すと、二重に見えるのが消える
  • 夕方になるとものが二重に見える、まぶたが重くて目が開きにくい
ものが見えにくい時、目そのものの病気の場合と、脳や目を動かす神経の病気の場合があります。眼科と迷われた時はまずご相談ください。必要があれば眼科へおつなぎします。
こんな時はすぐに救急要請(119番)を
二重に見えることに加えて、激しい頭痛・意識のもうろう・片側の手足の麻痺・強いふらつきを伴う場合や、片方のまぶたが下がり、左右の瞳の大きさが違う場合は、当院の受診を待たず、すぐに救急車を呼んでください。

考えられる主な原因

  • 目を動かす神経の病気:脳神経(動眼・滑車・外転神経)の麻痺
  • 脳の病気:脳梗塞、脳出血、多発性硬化症、脳腫瘍
  • 筋肉・全身の病気:重症筋無力症、甲状腺疾患

危険な複視の見分け方

「二重に見える」原因はさまざまですが、なかには急いで対応が必要な病気が隠れていることがあります。以下は受診の目安として参考になさってください。

片目を隠すと、二重が消えるか

片目を手でふさぐと二重が消える時は、左右の眼が同じ方向を向いておらず、それぞれ違うものを見ている状態です。そのため、脳が2つの映像を1つにまとめられず、二重に見えます。眼を動かす神経や筋肉、あるいは脳に原因があることがあり、脳神経内科での診察が必要です。
片目をふさいでも、その目だけで二重に見える時は、眼そのもの(水晶体や角膜など)に原因があることが多く、白内障や乱視などが代表です。まず眼科の受診をおすすめします。

突然始まる、または他の神経症状を伴うか

急に二重に見えるようになった場合や、ろれつが回らない・手足のしびれや脱力・ふらつき・飲み込みにくさを伴う場合は、脳梗塞や脳出血が疑われます。

片方のまぶたが下がる、瞳の大きさが左右で違うか

二重に見えることに加えて、片方のまぶたが下がってきた、左右の瞳(黒目の中心)の大きさが違うという場合は、脳の動脈にできたこぶ(脳動脈瘤)が神経を圧迫している可能性があります。強い頭痛や目の奥の痛みを伴うこともありますが、痛みがないこともあります。

時間帯によって変動するか

朝は調子が良く、夕方や疲れた時に二重に見える・まぶたが重くなる場合は、重症筋無力症が疑われます。「最近、午後に目の調子が悪いな」という症状で受診されて、重症筋無力症が見つかった方も経験しました。緊急ではありませんが、専門的な検査と治療が必要です。一度ご相談ください。
病気の早期発見・予防に定期的なMRI検査をおすすめします。
頭痛、めまいなど症状のある方は、保険適用でのMRI検査が可能です。
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