手足のふるえ(振戦)

こんなこと、ありませんか?

  • コップを持つ、字を書く、箸を使う時に手がふるえる
  • ふるえと一緒に歩きにくくなった、動作が遅くなった
  • 座っている時やじっとしている時に手が小刻みにふるえる
ふるえが「どういう時に出るのか」がとても重要なポイントです。診察では必ずお尋ねしています。原因は脳の病気や神経の興奮など様々ですが、原因に合った治療で症状を良くすることができます。

考えられる主な原因

ふるえの分類

ふるえは「どんな時に出るか」で大きく分けられます。ご自身がどれに当てはまるかを意識しておくと、診断の大きな手がかりになります。

じっとしている時に出る(安静時振戦)

膝の上に手を置いている時や、くつろいでいる時に指が小刻みにふるえるタイプです。何かをしようと動かすと、いったん止まるのが特徴です。パーキンソン病で典型的にみられます。ご本人は気づいておらず、ご家族が「テレビを見ている時に手がふるえている」と気づかれることもあります。

手を動かしている時に出る(姿勢時・動作時振戦)

前に手を伸ばした時、コップや箸を持った時、字を書く時、ドライバーやはさみで細かい作業をする時などにふるえるタイプです。じっとしていると止まるのが特徴です。本態性振戦が代表的ですが、甲状腺機能亢進症やお薬の影響でも起こります。

一時的に強くなるふるえ(生理的振戦)

緊張・疲労・寒さ・カフェイン・睡眠不足などで一時的に強まる細かなふるえです。原因が取り除かれれば自然におさまります。
なお、ふるえに加えて歩く時にふらつく、ろれつが回りにくい、手の動きがぎこちないといった症状を伴う場合は、小脳の病気が疑われます。この場合は、ふるえの出方にかかわらず一度ご相談ください。
ただし、これらの症状が突然始まった場合は脳卒中の可能性がありますので、すぐに救急車を呼んでください。
病気の早期発見・予防に定期的なMRI検査をおすすめします。
頭痛、めまいなど症状のある方は、保険適用でのMRI検査が可能です。
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